どうも、もみ男です。
ちょっと野暮用があって神戸のほうに足を延ばすことになったついでに「神戸どうぶつ王国」に行ってきました。何年振りかわからないくらい久しぶりに動物園に行ったのですが、今まで私が思っていたイメージと違っており想像以上に楽しんできました。
何でいきなり動物園のレポート(レビュー)をし出すかというと、ちょっとおもしろい動物を見つけたので、その興味深い動物を紹介したいと思って記事にしているわけです。
ですが、まずは「神戸どうぶつ王国」とはなんぞや?という部分もあるかと思いますので簡単にご紹介したいと思います。
動物園というと普段は見れない大きな動物たち(ゾウ、キリン、ライオンなど)を想像しがちですが、こちらの動物園は人間と同等のサイズから小型のサイズを中心に飼育されている動物園です。もちろん大型のクマなどの動物もいます。
それに加えて、一番の特徴は「ふれあい」に力を入れているので動物との距離が非常に近いです。言ってしまえば、肉食でなく大人しめの動物に関してはほぼ柵がないような状態です。っていうかありません。ある程度の区切りこそあるものの触れようと思えば触れる距離で動物たちが歩き回っています。
当然、園内で動物たちの餌も売っており、餌をあげて触れ合うこともできます。動物たちも営業力溢れており餌も持っている人には積極的にアピールしていました。さすがですね。
イベント(ショー)も多くされているので興味が出た方はぜひ公式サイトを閲覧してみてください。
公式サイト→https://www.kobe-oukoku.com/
前置きが長くなりましたが、今回この動物園に行って気になった、興味深いと思った動物を紹介したいと思います。
それはこちら
ハイラックスという動物です。
げっ歯類スキーな私は、この動物を見たときにプレーリードックとかの親戚かな?と思っていたのですがそうではないそうです。
学術的に、上顎の門歯が一生伸び続けることから昔はモルモットやネズミなどの祖であるとみられていたそうです。が、フランスの博物学者、解剖学者のジョルジュ・キュビエは、歯と足の特徴を調べた結果、ハイラックスの仲間は「原始的な有蹄動物である」とした。足の裏側が、足底の全体を地面につける構造のゾウと同じ構造になっていることなどによって、ゾウに近い生き物だと立証したそうです。
見た目やサイズからはとてもゾウに近い動物には見えませんよね。
けど、私がおもしろいと思ったのはこの先の話なんです。
ハイラックスの上顎の門歯は一生伸び続けるが、下顎の門歯はある時点で成長が止まってしまうという点で、ネズミ目やウサギ目とは異なる。また、上顎の臼歯はウマ目(奇蹄目)のサイに、下顎の臼歯はウシ目(偶蹄目)のカバに似た特徴をもっている。また、全身の骨格はサイのものを小型にしたような特徴を持っていながら、前足の骨はゾウに類似している。胃の構造はウマに似ている。このように様々な動物に少しずつ似た特徴を持っているが、化石記録や分子生物学的な解析から、ゾウ等の原始的な有蹄類と類縁関係がある。
どうです?この色々な動物の特徴を集めたような動物は。
もとは一つの生命体から進化の過程で枝分かれしていった生命の根もとに近い位置に存在する動物なんじゃないかなーって妄想が膨らんで楽しくなっちゃいますね。
↑寝るときは目を開けたままらしいです
今現在の研究で何がどこまでわかっているかはわかりませんが、このような自分が知らない未知の動物たちを間近で見れてとても楽しい時間になりました。
ハイラックスだけではありませんが、とてもお勧めな動物園です!
ちなみに有名なこの動物もいました。
↑サーバルキャット
調べてみたら、「神戸どうぶつ王国」は昔「けものフレンズ」とコラボしていたようですね。