どうも、もみ男です。
我が家ではげっ歯類のデグーとチンチラとモルモットを飼育しているわけですが、どれもげっ歯類なので歯は伸び続けるわけです。その歯の特性に目がいきがちになっていますが、彼らにとってはツメも重要な要素になるわけで。
今回はそんなツメのお話。
デグーにとってのツメ
デグーは草食動物であるため、一部の動物のようにそのツメを活かして獲物を狩ったりするのに活用するわけではありません。どこかによじ登るために引っ掛けたり、踏ん張りを利かしたり移動のために使われることがほとんどでしょう。他にも一部食べ物を掴んだりすることにも使われているでしょう。
飼育下ではあまりないとは思いますが、敵対している相手に対しては攻撃の手段として用いられる場合もあります。
野生下においては巣を作るために穴を掘るためにも活用されています。
ツメも伸びる
人間も同様ですが、当然デグーもツメが伸びます。
放っておけばツメは長くなる一方で、その長くなったツメが原因で起こる事故も少なくないです。例をあげれば、毛づくろいやデグー同士のグルーミングなどで自らや仲間を傷つけてしまったり、ケーズのわずかな隙間や布系のデグーグッツに絡ませ引っ掛けてしまったりなどの事故が発生しやすくなります。ツメが長くなりすぎで歩きずらくなり、歩き方が変則的になり別な病気を引き越してしまうケースもあります。
ツメの手入れは?
野生下にあるデグーたちは自然の中を活発に活動しているため自然とツメが削れていき、適正な長さに保たれていることがほとんどです。
しかし、飼育下にあるデグーたちは活発に活動していたとしても野生下に比べるとどうしても少なくなってしまう他、安全なケージの中や室内になってしまう関係上、ツメが自然に削れていく頻度は比にはならないのが現実です。
中にはツメに違和感を感じて自分で手入れをするデグーもいます。ツメを齧っているような仕草はまさに手入れをしているその瞬間です。
しかし、中には自分で手入れをすることができない、やり方を知らないデグーもいるわけで・・・、そういったデグーたちは飼主がお世話をしてあげなければなりません。
ツメを切る
デグーのツメを切るときは先端の鋭利な部分のみを切ります。犬と同じ様に根もと部分には血管があり、深く切ってしまうと血が出てしまう恐れがあります。
切るための道具しては専用のものはさすがにないので、人間の赤ちゃんようの爪切りや小動物用の爪切りなどが使いやすくていいと思われます。
実際に切るときは一人が抑え、一人が切るといった2人作業のほうが安全で好ましいです。
↓ウサギ用の爪切り
切るタイミングは?
デグーと遊んでいるとよくわかります。腕や足など飼主の肌が露出しているところでデグーが歩いたりすると「なんかチクチクする」と感じたらツメが伸びてきていると思っていいでしょう。それがまさにツメの手入れを考えなければいけないタイミングです。
デグーのツメを切るのは難しい
道具は用意したが実際にデグーを抑えて手を出させ、ツメを切るといった作業は正直難しいです。デグーが大人しくしてくれるとも限りませんし、そもそも暴れて手に触れらるかどうかも怪しいところ。加えて、デグー自身が恐怖感を覚えてしまうこともあるため実際はあまりツメを飼主が切るのはオススメできないケースが多いのも事実です。
そんな場合は自然とツメが削れるような環境や道具を用意することをお勧めします。実際にそのようなケースに備え、そのようなグッズも販売されています。
自然とツメが切れる環境を作る
手っ取り早いのはコレ「メンテナンスシート」
三晃商会さんから販売されているメタルサイレントシリーズのオプションアイテムになりますが、車輪部分にやすりのような若干目が粗いシートを取り付けて回し車を回しているだけでツメが自然と削れるというもの。(写真はサイレントホイール32のもの)
使用感はデグー個々によって変わってきますが、ないよりはマシというのが多いようですね。元々はホイールの掃除をしやすくするアイテムです。
ワンポイントでガーデニング用の石やレンガを設置する。設置する場所はケージの中や部屋んぽの空間などお好みのところでOK。自然とよじ登ったりするだけで少しずつ削れていくので特に手を加える必要がないところもいいですね。我が家では部屋んぽの空間に設置しています。
↑大きさ比較のためのゲスト参戦モルモット
最終手段は病院につれていって切ってもらうことです。実際のところ、自分で手入れができないデグーの子の方が少ないので知識としてツメが伸びてしまった場合の対処法として覚えておいたほうがいいとう知識になります。