どうも、もみ男です。
私たち人間を含め、動物は食べることによって生きていくために必要な栄養素を体内に取り込んでいます。そんな中、私にとっても非常に身近な5大栄養素「タンパク質」「炭水化物」「脂質」「ビタミン」「ミネラル」それぞれに決まった働きがあり、それぞれが相互に影響しながら働いているわけです。
今日はそのうちの一つ、ビタミンについてデグーとどのように関わっているかを淡々と語っていきたいと思います。
ビタミンCとは
ビタミンC (vitamin C, VC) は、水溶性ビタミンの1種。化学的には L-アスコルビン酸をさす。生体の活動においてさまざまな局面で重要な役割を果たしている。食品に含まれるほか、ビタミンCを摂取するための補助食品もよく利用されている。
壊血病の予防・治療に用いられる。鉄分・カルシウムなどミネラルの吸収を促進する効果がある。鉄過剰症(ヘモクロマトーシス)患者がビタミンCを摂取しすぎると鉄過剰が促進されるが、健康な成人であれば影響は無い。風邪を予防することはできないが、重症感染症の生存率を上げる。
とまぁ、これは人間への説明分なわけですが人間以外の動物に対しても同じことが当てはまるでしょう。
重要なのはミネラル類の吸収を促進することや抗酸化作用や免疫力を高める働きがあるということでしょう。
デグーにとってビタミンC
ビタミンCを合成できない
デグーは体内でビタミンCを合成することができない、なのでデグーにはビタミンCの添加が必須と言われています。
なんのこっちゃ?という話ですが、実は人間や一部動物も同様に体内でビタミンCを体内で合成できません。その理由は 、ビタミンC生合成経路の最後に位置する酵素(GLO:グロノ-γ-ラクトン酸化酵素)に遺伝子変異があるためらしいです。
正直さっぱりですが、要するに体内で合成できなければ経口摂取すればいいじゃない、ということですね。そのための添加ということです。
いやまて、実はそうじゃない?
長年の間、デグーは体内でビタミンCを合成できないと言われていましたが、実は体内で合成されているんじゃないの?という可能性も高い、と現在では考えれてきています。
なぜなら、多くのデグーが、ビタミンCをわざわざ与えず飼育しても健康に生涯を過ごしているからです。
なので、現在ではわざわざビタミンCを摂取させなくても欠乏症の心配はないと言われてきています。
なぜ合成できない、という情報が出回ってしまったのか
本当の原因はわかりません。可能性として同じテンジクネズミ亜目のモルモットがビタミンCを体内で合成できないため、情報が混乱し広まったのではないかと言われているそうです。
結局デグーにビタミンCを添加する必要は?
わざわざあげる必要はありません。ですが、ビタミンCの説明をした際に書かせていただいた通り、ミネラルの吸収の促進、抗酸化作用や免疫力の向上といった面もあるので与えることは決して悪いことではないということです。
デグーにビタミンCを与える
どうやってビタミンCを与えよう?というお話ですが、デグー用に販売されているペレットには大抵ビタミンCが添加されています。デグーを飼育されている方はエサとしてチモシーとペレットは必ずといっていいほど与えていると思いますので実はそれで十分だったりするわけですね。
さらに意識的にあげる
小動物用のサプリメントとしてビタミンCサプリというものが存在します。
このブログでもおやつ紹介の番外編みたいな形で一度紹介させていただきました。
我が家で飼育しているデグーたちの中では好き嫌いが若干ありましたが、デグーのより良い健康を考えるなら考えてみてもいいかもしれませんね。
ビタミンCについての余談
・我々がよくネズミと呼んでいるマウスは体内でビタミンCを合成することができます。なのでマウスにとってビタミンCはビタミンではないんです。そして見た目が似ているデグーたちテンジクネズミ亜目(特にモルモット)はビタミンCが合成されないことに注目がいくみたいです。
・人間のビタミンC過剰摂取に関しては、特に問題がないとされていますが先に紹介したビタミンCサプリには一応一日にあげる量の目安が記載されています。愛するデグーにあげる前には必ずあげ方をチェックしてくださいね。
デグーとビタミンCについてですが皆さんのお役に立てれば幸いです。
知識として知っているかそうでないかは大きく差がありますからね。
この記事を読んでくれた方により良いデグーライフがありますように