どうも、もみ男です。
デグーを飼育するにあたって、皆さんが当たり前のように購入し与えている食べ物として「ペレット」があります。今や様々な動物に専用のペレットが存在していますが、そもそもペレットとは何なのか。そういった点に焦点を当てていきたいと思います。
そもそもペレットとは？
粉末状のものを円筒状などの形固めたもののことを指し、ペットフード業界だけでなく様々な分野で使用されている言葉です。
ペットフードの業界でペレットというと、細かくした原材料を固めて作るドライタイプのペットフード、所謂固形飼料のことを指します。
ペレットのメリット
野生化のデグーはいくつかの植物を食べて生活しています。当然、植物と一括りにされているとはいえ、一つ一つ栄養素は異なっているわけです。その一方で飼育下のデグーの主食はチモシー。主食としてはとても優れたものではありますが、それだけでは栄養に偏りが出てしまうのが現実。牧草だけでは摂取することができない栄養素を摂取するためにペレットがあるわけです。
与える食べ物を増やせば？
別にペレットをあげずに単純に食べるものの種類を増やし偏りをなくすという考え方もありますが、デグーの小さな体では食べられる量に限りがありますし、バランスよく食べてくれる保証は残念ながらありません。そういった点でも、様々なものを粉末状にして固めたペレットはバランスよく様々な栄養をとることのできるものとなっているわけです。
ペレットの注意点
・歯のトラブル
牧草を食べる際には臼歯をまんべんなく使ってすり潰さなくては食べられません。しかし、ペレットは砕けやすく、すり潰すといった動作をしっかりしなくても食べることができてしまいます。仮にペレットばかりを与えていると臼歯が部分的にしか削れず不正咬合などの歯のトラブルにつながる可能性が広がってしまいます。
・食べすぎによる肥満
当然牧草より栄養価が高いため、食べすぎれば肥満のリスクが上がります。
・食事時間の短さ
ペレットは食べることに時間がかかりません。
食事の時間を長くとることは彼らデグーの行動再現につながり環境エンリッチメントになるわけです。
ペレットの選び方
デグー専用として発売されているペレットも近年では数が増えてきています。各メーカーさんごとにある程度の特徴があったりするもので、自分の飼育しているデグーたちにどのようなものを食べて欲しいのかを考えて選んでいくといいと思います。
当然、賞味期限切れはアウトです。人間と同じですね。
・主原料は何か
・タンパク質
・繊維質
・脂質
・カロリー
・継続的に入手できるかどうか
多くの方が注目されているのはこのあたりでしょうかね。
ペレットの与え方
どのメーカーのペレットにも裏面にデグーに与える目安が記載されています。大抵が「一日に与える量として体重の5％の量を目安に～」といった形になっています。
ここでもデグーの体重を把握しておくことは重要であることがわかりますね。
そして、デグー自身の成長期を除き、ペレットが常に食べれる状態（ケージの中にお皿を用意し、その中に一日の量をあらかじめ入れておく）にしておくことは好まれていません。我々人間でも同様ですが、より好きなものが置いてあればそちらを優先して食べてしまいますし、食べすぎてしまう恐れもあるからです。
これはペレットに限りませんが乾燥野菜等がミックスされたフードの場合、好きなものだけを食べてしまって他はほったらかし、なんてこともあるので合わせて注意したいですね。
あとはデグーたちの体重や調子に気を配り「我が家の量」を決めていくといいでしょう。
たかがペレット、されどペレットな感じですよね。普段与えている牧草などの相性もありますし、おやつにどのようなものをチョイスするかも関わってくるので、明確にどのデグーフードなら大丈夫といったようなことは明言できないのが現実です。色々試してみて我が家のペレットを決めて、デグーたちの食生活を守っていきたいですね。
ちなみに、もみ男家では三晃商会さんの「デグー・プラス ダイエットメンテナンス」を与えています。他に比べるとカロリーが低めなのがうれしいところ。
